background-waves

復帰型TD&チップ

TD およびチップ復帰型 PPTC ヒューズは、パワーウィンドウやシートアジャスターなどの小型車載用モーターの短絡および過電流保護を提供します。「TD」は「ターミナルデバイス」の略です。これは、ポリマー正温度係数デバイスがモーター巻線にできるだけ近い位置に設置できることを示しています。この配置により、過電流事象や短絡によって熱による損傷が発生する恐れがあるときに、復帰型車載用ヒューズが素早くトリップします。自動車に搭載される電気モーターには様々な形状やサイズがあるため、リテルヒューズではメーカーと協力して、アプリケーションごとに TD およびチップ復帰型ヒューズをカスタム設計しています。
  • 速断型
  • 16 V dc〜60 V dcの定格電圧で利用可能
  • 10mΩ〜100mΩの抵抗定格で利用可能
  • モーターハウジング内に収まるサイズと構成
  • 各アプリケーションに合わせたカスタム設計
  • 電磁妨害を最小限に抑える設計
  • 耐衝撃性と耐振動性
  • 可動部品がないため、アーク放電のリスクを排除

復帰型TD&チップ 注目の製品

復帰型TD&チップ 情報センター

TD(ターミナルデバイス)およびチップ PolySwitch® デバイスは、パワーウィンドウ、ドアロックモーター、ランバーポンプモーターなど、小・中規模の車載用モーターアプリケーションで使用するために設計されています。これらのデバイスは、モーターのストールや短絡など、異常な機能や誤用によって引き起こされる問題を排除するのに役立ちます。TD およびチップデバイスは、通常、モーターハウジングに収まるようカスタムメイドされています。モーター巻線の近くに取り付けることで、モーター巻線が高温で損傷に近いときはより速くトリップし、モーター巻線が冷たいときはよりゆっくりとトリップします。

特長

  • ソリッドステート、可動部品なし、故障状態下でのオン / オフサイクルなし
  • 耐衝撃性と耐振動性
  • カスタム設計により、フォームファクタと性能の柔軟性を実現
  • 16 V dc から 30 V dc までの定格電圧で利用可能(一部のフォームファクタでは最大 60 VDC の高電圧に対応)
  • 10〜100mΩの抵抗範囲で利用可能

利点

  • 復帰性が保証コストの削減に貢献
  • スケーラブルな技術により、設計の柔軟性が向上
  • 停止状態の回路ブレーカーに比べてモーターの温度上昇が小さい
  • 電磁干渉の低減
  • 接点の移動によるアーク放電を排除

アプリケーション

  • ウィンドウリフトモーター
  • ドアロックアクチュエータ
  • トランクアクチュエータ
  • 燃料ドアアクチュエータ
  • ランバーサポートモーター
  • シートモーター
  • サンルーフモーター
  • コンバーチブルトップアクチュエータ
  • ワイヤー保護