RTD とは

白金抵抗温度検出器(Pt-RTD)は、その本体の温度が対応する変化に晒されると、抵抗値が正の傾きで予測可能かつほぼ直線的に変化する温度センサーです。酸化アルミニウムの基板に白金で薄膜形成すると、薄膜の白金測温抵抗体素子が作られます。RTD エレメントにパターンをエッチングすると、電気回路が作られます。続いてこの電気回路は、求める抵抗値になるまでトリミングされます。リード線を取り付けてコーティングすることで、白金膜とリード線の接続部を保護します。
Pt-RTD エレメントの主な特徴は、サーミスタの温度とその抵抗値とがほぼ直線関係であることです。これは、幅広い動作温度で正確に測温するために欠かせない重要な特性です。白金 RTD は、広範な動作温度範囲に対する抵抗と温度の比率が大きくかつ定率を維持します。これは、デジタル測定や制御のアプリケーションに理想的です。
測温には、RTD センサーがモニタリング装置や制御装置に接続されていなければなりません。使用中は、わずかな電流がセンサーを流れます。センサーを通した電圧は RTD の抵抗により調整され、RTD を通した電圧降下は温度に変わります。抵抗温度検出器を通る電流を最小化することで、自己発熱を防止します。2 本線の RTD の場合、延長リード線抵抗の補正にも注意が必要です。
リテルヒューズは、0°C で 100Ω、500Ω、1000Ω などの抵抗値、TCR(抵抗温度係数)が 3750 および 3850 PPM/°C の薄膜 Pt-RTD エレメントおよび薄膜 PT-RTD アセンブリを提供しています。 抵抗値公差には 0.06%、0.12%、0.24%、0.48% があります。
リテルヒューズの薄膜白金 RTD センサーアセンブリは、-50°C 以下から +500°C 以上で動作し、保護管サイズ、素材、リード線にはさまざまなものがあります。RTD センサーアセンブリの設計についてご質問がありますか ? 弊社までお問い合わせください。